前回の記事では、自然に陣痛が始まってから入院するまでの流れを、実際の症状や当日の過ごし方とともに紹介しました。
▼自然陣痛が始まってから入院するまでの流れはこちら

今回は、その後の入院から無痛分娩の麻酔処置、出産までの流れを、実際の体験をもとに紹介します。
入院から麻酔処置、分娩台へ移動するまで
病院へ到着してから、麻酔処置を受け、分娩台へ移動するまでの経過を紹介します。
妊娠40週1日|午前10時30分
- 内診
- 子宮口2cm
子宮口が2cm開いていたため、そのまま入院することになりました。
妊娠40週1日|午前11時30分
- 看護師さんによる内診
- 最後のトイレ
- 麻酔処置
内診では強い痛みを感じ、個人的には、この時が出産当日で一番痛かったです。
これが、いわゆる「内診ぐりぐり」だったのでしょうか…。
突然のできごとに、
「心の準備もあるから、もう少し事前に教えてほしい…」
と思ったのを覚えています。
その後、トイレへ行くと、内診による出血がありました。
麻酔処置では、まずテスト麻酔を行いました。
左足にじゅわっとした感覚が広がりましたが、痛かった記憶はほとんどなく、「背中に麻酔を入れる」ということへの怖さの方が大きかったです。
緊張のせいか、自分の脈が波打つような感覚もありました。
妊娠40週1日|午後0時
- 昼ご飯
麻酔処置が終わり、昼ご飯を食べました。
この時はもう痛みを感じていません。
無事に処置が終わったことで、少し安心したのか、緊張も徐々にほぐれていきました。
妊娠40週1日|午後1時
- 麻酔を少量追加
麻酔を追加すると、背中にひやっとした感覚がありました。
足はまだ動かせましたが、触られても「熱い」「冷たい」といった感覚は分かりにくくなっていました。
妊娠40週1日|午後1時30分
- 子宮口3cm
- 羊水が少しずつ出始める
- 抗生剤を服用
妊娠40週1日|午後2時
- 促進剤を投与
妊娠40週1日|午後2時30分
- 子宮口4cm
妊娠40週1日|午後3時
- 麻酔を追加
陣痛の痛みを感じ始めたため、麻酔を追加しました。
右側は少し効きにくかったのですが、看護師さんのアドバイスで右を下にして横になると、徐々に麻酔が効いてきました。
妊娠40週1日|午後3時30分
- 子宮口6cm
- 羊水がたくさん出る
- プリッツを食べる
お腹が空き始め、プリッツを食べながら過ごしました。
妊娠40週1日|午後5時30分
- 子宮口8cm
- 尿を取ってもらう
- 体が熱く感じる
- ホットドッグを食べる
尿を取ってもらう処置では、痛みはありませんでした。
この時から少しずつ体が熱くなっていきます。
お腹が空いたので、ホットドッグを食べました。
妊娠40週1日|午後6時
- 晩ご飯
出産が近づいていましたが、晩ご飯も食べることができました。
妊娠40週1日|午後7時30分
- 麻酔を追加
- 分娩台へ移動
麻酔を追加した後、いよいよ分娩台へ移動しました。
穏やかに過ごしているうちに、
「もうすぐ生まれるので、分娩台へ移動しましょう」
と声をかけられました。
あまりにも落ち着いた様子だったため、立ち会っていた親からは、
「自分の時はもっと大変だったから、こんなに静かで信じられない」
と驚かれました。
私の場合は、麻酔が効いた後もお産が比較的順調に進み、痛みをほとんど感じないまま、落ち着いて過ごすことができました。
いよいよ出産!赤ちゃん誕生まで
ここからは、分娩台へ移動して赤ちゃんが生まれるまで、その後の処置について紹介します。
妊娠40週1日|午後7時30分
- 分娩台へ移動
- 夫に頭をマッサージしてもらう
分娩台へ移動すると、「いよいよ出産が始まるんだ」と緊張してきました。
無痛分娩とはいえ、初めての出産だったため、怖さや不安もありました。
夫が頭をマッサージしてくれたり、病院に流れていたヒーリングミュージックを聞いたりしながら、少しずつ気持ちを落ち着かせて過ごしました。
妊娠40週1日|午後8時
- 3回ほどいきむ
- 吸引分娩
- 助産師さんがお腹を押す
- 会陰切開
- 最後のいきみで赤ちゃんが誕生
麻酔を入れていたため、「ちゃんといきめるのかな?」と不安でした。
しかし、助産師さんの指示に合わせていきむことができました。
バースプランには、「出産中はとにかく褒めてほしい!」と書いていました。
そのためか、看護師さんがずっと、
「上手〜!」
と声をかけてくれて、安心しながら出産に臨むことができました。
3回ほどいきんだところで、赤ちゃんが少し斜めを向いているとのこと…
先生が吸引を使い、赤ちゃんの向きを整えながら出産をサポートしてくれました。
最後にもう一度いきむと、
「もう赤ちゃんの頭が見えますよ!」
と言われ、そのまま赤ちゃんが生まれてきました!
私の場合は、麻酔がしっかり効いていたため、出産中に痛みを感じることはありませんでした。
ただ、「ドゥルン」と赤ちゃんが出てくるような感覚は分かり、とても不思議な体験でした。
吸引分娩になった時も、先生や助産師さんが落ち着いて対応してくれたため、その時はあまり不安を感じませんでした。
妊娠40週1日|午後8時30分
- カンガルーケア
- 会陰切開の処置
- 胎盤が出る
赤ちゃんとカンガルーケアをしている間に、会陰切開の処置をしてもらいました。
しばらくすると、胎盤も出てきました。
会陰切開は痛いと聞いていたので少し不安でしたが、私の場合はまだ麻酔が効いていたため、処置中の痛みは感じませんでした。
そのため、ゆっくりとカンガルーケアを味わうことができました。
生まれたばかりの赤ちゃんは柔らかくてあたたかくて、今でもその感覚を覚えています。
大変な妊娠期間でしたが、
「この小さな命をずっとお腹の中で守ってきたんだな」
「かけがえのない存在に出会えたんだな」
と実感し、自然と涙があふれてきました。
夫や親にも赤ちゃんを抱っこしてもらい、家族みんなで誕生の喜びを分かち合えた、幸せな時間でした。
妊娠40週1日|午後10時
- 体を拭いてもらう
- 点滴と麻酔を外してもらう
- 痛み止めを飲む
妊娠40週1日|午後10時30分
- 車いすで入院部屋へ移動
- 夫とゆっくり過ごす
- 体が熱い
- 足の感覚が少しずつ戻る
- 夜中から会陰の痛みを感じる
車いすで入院部屋へ移動した後は、夫とゆっくり過ごす余裕も残っていました。
体がほてっていたため、熱さまシートを貼って過ごしました。
また、少しずつ足の感覚が戻ってきて、洗面所までは歩けるようになりました。
足がむくんでいたためメディキュットを履いて、その日は就寝。
夜中になると会陰の痛みを感じ始めましたが、出産の疲れもあったのか、普段と変わらないように眠ることができました。
無痛分娩を終えて感じたこと
麻酔が効いて痛みは感じていませんでしたが、正直、無事に赤ちゃんが生まれてくるまではずっと不安でした。
麻酔が効いてくると、足の感覚が少しずつ薄くなり、思うように動かしにくくなっていきます。
足を触ると、まるでゴムを触っているような不思議な感覚で、そのことを夫や親に話すと、「怖いね」と驚かれました。
しかし、看護師さんから、
「麻酔がいい感じに効いていますよ。これなら、赤ちゃんが生まれる感覚も分かると思います」
と、今の状態を丁寧に説明してもらえたことで、少しずつ緊張がほぐれていきました。
また、産院のご飯がとてもおいしかったことも、リラックスできた理由の一つです。
まるで病院にいることを忘れてしまうような料理で、昼ご飯も晩ご飯もおいしく完食しました。
この時の私にとって、メンタル面でのサポートはとても重要でした。
無痛分娩の実績や麻酔への対応だけでなく、看護師さんへ相談しやすいことや、安心して過ごせる病院の雰囲気も、病院選びでは大切だったと感じています。
▼病院選びで重視したことについては、こちらの記事で紹介しています。

私の場合は、麻酔がよく効き、お産も比較的スムーズに進みました。
おかげで、家族と一緒に穏やかな雰囲気の中で赤ちゃんを迎えることができ、思い出に残る出産となりました。
無事に赤ちゃんが生まれてきてくれたからこそ、「無痛分娩を選んでよかった」と思えるのだと思います。
私の場合は安産でしたが、それでも陣痛が始まってから出産までは約1日かかりました。
もし無痛分娩を選んでいなかったら、長時間の陣痛をどのように乗り越えていたのだろうと思うこともあります。
出産への不安が強かった私にとって、無痛分娩は、安心して出産に向き合うための大きな支えになりました。
まとめ
今回は、自然に陣痛が始まってから入院し、麻酔処置を受けて赤ちゃんが生まれるまでの流れを紹介しました。
私の場合は麻酔がよく効き、お産も比較的スムーズに進んだため、落ち着いて出産を迎えることができました。
ただし、無痛分娩の麻酔の効き方やお産の進み方には個人差があります。
さまざまな方の体験談を読んで、あらかじめいろいろなケースを知っておくことで、出産への不安を少しでも減らせるかもしれません。
これから無痛分娩を予定している方や、無痛分娩を検討している方にとって、私の体験が少しでも参考になればうれしいです。



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